- HOME
- コラム
- デジタルマーケティング
- 【比較表付き】インサイドセールスは内製と代行、結局どちらがよいか?BtoB企業の最適解とは
【比較表付き】インサイドセールスは内製と代行、結局どちらがよいか?
BtoB企業の最適解とはColumn
2025.06.24

「そろそろインサイドセールスを始めたい」
その時、立ちはだかる“最初の壁”
「インサイドセールス、そろそろうちも始めるべきかな…」
マーケティング活動の成果を確実に営業に繋げる――そんな課題を抱える企業にとって、インサイドセールスの導入はもはや選択肢ではなく必須となりつつあります。
そこで多くの企業が直面するのが、
「社内で立ち上げるか、外部に任せるか」問題。
「人材はいるし、内製でできるのでは?」
「いや、やっぱりプロに任せる方がいいのでは?」
実はこの判断、見た目以上に難易度が高いのです。
本コラムでは、「内製」と「代行」それぞれの違いと選び方のポイントを、実際の導入支援事例を踏まえつつ解説いたします。
最終的には自社に合った判断ができるよう、比較チャートと判断フロー付きでご紹介します。
目次
比較表|そもそもインサイドセールスの「内製」と「代行」、何が違う?
項目 | 内製 | 代行(アウトソース) |
---|---|---|
立ち上げスピード | 人材採用・育成に時間がかかる | 最短1か月でスタート可能 |
初期コスト | 採用・教育・ツール導入で100万〜300万 | 月額30万〜(初期費用少なめ) |
継続コスト | 社員の固定費(人件費+管理コスト) | プラン変更で柔軟対応可能 |
品質・再現性 | 担当者の経験値に依存しやすい | 業務標準化・ナレッジ化が前提 |
属人化リスク | 高い(担当者退職でノウハウ喪失) | 担当変更時も引き継ぎ体制あり |
改善スピード | 分析・改善に時間がかかりやすい | KPIベースでPDCAサイクルを高速回転 |
営業部との連携 | 社内なので密な連携が可能 | 報告体制次第で差が出る |
ノウハウ蓄積 | 社内にノウハウが残る | 共有・教育の仕組み次第で蓄積も可能 |
1.実は「高くつく」こともある内製の落とし穴
内製化は一見、コストを抑えられるように思えます。しかし実際には、初期の採用・教育・仕組み構築に膨大なコストと時間がかかります。
内製に潜む“見えにくいコスト”
- 採用コスト(紹介料や広告):30万〜100万円
- 上司・管理者の育成コスト:月20〜40時間以上
- ツール導入・運用設計:初期費用50万〜100万円
- 組織が軌道に乗るまでの機会損失
特にBtoBの場合、インサイドセールスの成果は「リードの質×タイミング×フォローの精度」が命。
組織が未成熟なままリードを追うと、せっかくの見込み顧客を逃してしまう恐れもあります。
2.「内製と代行のコストが逆転するタイミング」とは?
代行は初期フェーズで即戦力のチームを活用できるという強みがあります。一方で、運用が軌道に乗り、社内にリソースや知見がたまってきた段階では、内製化のほうがコスト効率が良くなるケースもあります。
そこで注目されているのが、「段階的併用モデル」です。
- まずは代行で仕組みを整え、ノウハウと体制が整ったタイミングで内製へ移行。
- あるいは、内製をベースにしつつ、足りない部分だけを部分的に代行で補う。
これは、ビズブーストが得意とする「代行+伴走コンサル型支援」の形でもあります。
3.あなたの会社はどちらが最適?簡易診断フロー
以下のフローで、貴社の状況に合った選択肢をチェックしてみてください。
STEP1:インサイドセールス専任の人材はいますか?
- → NO:まずは「代行」がおすすめ
- → YES:STEP2へ
STEP2:インサイドセールスの経験者ですか?
- → NO:ノウハウ共有前提の「代行活用」が有効
- → YES:STEP3へ
STEP3:営業部門との情報連携体制は整っていますか?
- → NO:「仕組みの再構築」を目的に一度「代行」を導入するのも有効
- → YES:内製+コンサル支援型での改善がベスト
4.導入パターン別 おすすめモデル
状況 | おすすめモデル | 理由 |
---|---|---|
これから初めて立ち上げる | 代行スタート+内製準備 | 早期成果を出しつつ、ノウハウを蓄積できる |
過去に失敗した経験がある | 再設計を兼ねて代行導入 | 成果が出る仕組みを再構築可能 |
インサイド専任者が社内に複数いる | 内製+コンサルティング活用 | 社内運用を前提に、改善PDCAの支援を受ける形が最適 |
営業部門がリード対応で手一杯 | 一部代行+営業アシスト強化 | 営業稼働の“空白”を埋める手段として代行が有効 |
5.まとめ:内製か、代行か。
最適解は「段階的な併用と見極め」
内製か、代行か。
どちらが絶対に正しいという答えはありません。
しかし、確実に言えるのは
「早期に成果を出したいなら、最初は代行+仕組み化」
「将来の内製化を見据え、ナレッジを貯める支援体制を選ぶべき」ということ。
営業活動の「はじまり」を制する者が、BtoB営業の成果を制します。
【無料オンライン診断 実施中】
インサイドセールスを始めたいけど、何から手をつけるべきか分からない。
そんな方はぜひ、ビズブーストのプロによる無料診断をご活用ください。