「相乗効果を発揮するために整理すること」【営業マインド編⑥】

 

前回のお話

現状の立ち位置を知って、目指すべき方向を決める」では、

現状の立ち位置を客観的に判断することが大切ということでしたね。

ではなぜ、それが大切かというと、
スタートする前にゴールがどこなのか?を知っておかなければ、
どこに向かって行けばいいのか分からないからです。

迷いがある、見えないものがあると、私たちは正確な行動ができません。

 

だから、ゴールが見えれば、そのゴールに向かうために、
目標と方針を立てて、進んで行けます。
そして、必要な準備や役割分担を考えることができるようになります。

そのために、現在地を知って、理想とする姿は何なのか?
理想とする姿が見えれば、今、何が足りないのか?

と、上から順番に決めて、細部の行動へと落し込んでいきましょう。

という話をしました。

 

 

それでは本日のテーマは、

 「相乗効果を発揮するために整理すること」

についてです。

 

皆さん、

「組織※1」と聞くと、どのようなイメージをもっていますか?
※1 組織にはチームも含みます。

 ・堅苦しい

 ・規則に縛られる

 ・個性がなくなる    

色々なイメージがあると思います。

 

そんな組織ですが、世の中には組織が山ほどあります。
一つの組織がなくなっても、次から次へとまた新しい組織が作られます。

それはなぜでしょうか?

 

たとえば、車ですが、
これをひとりで作ってみてくださいって言われたら、できそうですか?

・・・・・

 

相当厳しいですよね。(というか、無理ですね)

 

でも、組織の力を結集し、場合によっては、外部の力も結集することで、
相乗効果が発揮され、作り上げることができます。

 

 

昔、イギリスの哲学者で、アダム・スミスさんという方がいました。
著書「国富論」の中で、ネジを作る職人さんの話しがあるのですが、
そこには、一人の熟練工がいました。

ネジをひとつ作るのに、18個もの工程があり、一人では一日に
20本作るのが限界でした。

 

そこで今度は、普通の職人10人を集めてこのネジを作りました。

 

ひとりひとりの腕は、熟練工さんよりも劣りますが、
単なる10人ではなく、相乗効果が発揮されます。

さて一体、何本のネジができたと思いますか?

 

 

なんと、

1日に48,000本ものネジを作ることができたのです。

 

では、なぜこの様な大きな差がついたか?
そこには、ふたつの理由があります。

 

ひとつ目が分業による効率化。

ふたつ目が適材適所の配置。

 

です。

 

 

まずひとつ目の分業による効率化ですが、
熟練工の場合は、一人しかいないので、1~18個の工程を一人で
行いました。

しかし職人たちは10人いるので、18個の工程を10人で分担しました。
それによって、自分の担当業務だけに特化できる訳です。

 

こうすることで、それぞれ素早く習熟でき、作業効率が飛躍的に
上がります。

 

 

ふたつ目の適材適所の配置ですが、
磨くのが得意な人もいれば、たたく事が得意な人もいます。

削るのが得意な人、たたくのが得意な人、それぞれ適材適所に
分担をすることで、
ひとりひとりが長所を活かすことができます。

 

こうして、別の人の短所を補うことにつながる訳です。

 

つまり、

組織を作ることで相乗効果を発揮させて、
組織全体として短所がないという状態を作る
ことができます。

 

 

ですから、

自社で「できること、できないこと」をはっきりさせて、
もし、できない・効果が見込めない場合は、できる人と組むことで
思ってもみない効果が発揮できることもあります。

 

組織やチームを作る目的は、私たちそれぞれの個性であったり、
持ち合わせている長所を活かし、相乗効果を発揮させることで、
結果的に、会社に収益を残すことにつながっていきます。

 

 

今の自分の力では、解決するのが難しいことを、悶々と考えて、
時間だけが過ぎ去ってしまったことはありませんか?

やってはみたけれど、自分が理想としていることとのギャップが
あったりしませんか?

 

あなたには、あなたにしかできないことがあります。

もし、できるまでの時間的猶予が許されるのであれば、
取り組んでみてください。

もし、時間的猶予がないのであれば、できる人から知恵を頂くのも
良いかも知れませんね。

 

今日は、このことを意識した上で、日々の営業活動に取り組んで
いきましょう。

 

今日のテーマは、

 「相乗効果を発揮するために整理すること」

についてでした。

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。